インプラントで滑舌が悪くなる?

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新しい歯に脳と舌が慣れるまで、違和感を覚えることがあり、一時的に滑舌が悪くなることがあります。しかし多くの場合、数日から数週間で自然に適応します。ここでは、インプラントで滑舌が悪くなるのかまとめるとともに、 原因や対処法などについて解説。

インプラントと滑舌の関係性が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療後に「滑舌が悪くなった」と感じる3つの原因

インプラント治療後に「滑舌が悪くなった」と感じるのはなぜなのでしょうか。被せ物(人工歯)の形状や厚みに舌が慣れていない・発音の癖・仮歯(プロビジョナル)の段階などが原因とされています。

ここでは、気になる3つの原因を解説します。

被せ物(人工歯)の形状や厚みに舌が慣れていない

被せ物(人工歯)の形状や厚みに舌が慣れていないのも原因の1つ。これまで歯が抜け落ちていた場所や、入れ歯が入っていた場所にインプラント(人工歯)が入ると、口の中の容積や舌が触れる感触が大きく変わります。

発音するとき、舌は無意識に歯の裏側に触れて空気の量を調整しているため、わずかな厚みの変化でも違和感を覚えてしまいます。

今まで何もなかった部分に人工物が入るので、噛み合わせや舌の動きに変化を感じやすいためです。このような違和感は、多くの場合1〜2週間程度で自然と慣れていきます。

歯がない期間の「発音の癖」が残っている

歯がない期間の「発音の癖」が残っているのも原因に挙げられます。

歯を失っていた期間が長いと、空気が漏れないように無意識に舌の使い方の癖(変形した発音パターン)がついています。インプラントが入って正しい歯並びに戻ったことで、かえって今まで通りの発音が出しにくく感じることがあります。

また、新しい噛み合わせに慣れる過程で、ほかの歯への負担のかかり方が変わることも、違和感の原因となる場合も。噛み合わせの変化には次第に慣れていくケースが多いため、心配しすぎる必要はありません。

仮歯(プロビジョナル)の段階である

本歯が入る前の「仮歯」の期間は、最終的な人工歯よりもフィット感や厚みの調整が完璧でない場合があります。この時期の話しにくさは、本歯を入れる際のスムーズな調整のための「検証期間」でもあります。

インプラント治療では、インプラントの土台が結合するまで、仮歯を使用することが一般的です。仮歯をつける際、天然歯と異なる大きさや形になると、普段との違和感から話しにくくなり、滑舌が悪く感じるケースも。

仮歯の形状が口内と適合していないと、仮歯を装着している間は正確な発音をするのが難しくなる場合があるため、注意が必要です。

滑舌の違和感はいつまで続く?慣れるまでの期間の目安

滑舌の違和感が慣れるまでの目安は、以下の通りです。

新しい歯に身体が慣れるまで、違和感を覚えるケースがありますが、多くの場合は数日から数週間で自然に適応します。時間はかかるものの、多くは自然に順応します。

参照元:大阪インプラント総合クリニック(https://www.kitaosaka-implant.com/article/dentalnews/3326.html#i-4)

発音しづらい音と自宅でできる滑舌トレーニング

発音は舌や唇、歯、顎の動きが連動して成り立っています。中でも歯には音を跳ね返す壁の役割があり、とりわけ前歯はサ行・タ行・ラ行の発音に大きく関与しています。滑舌改善に向けて、自宅でトレーニングをするのも効果的です。

おすすめの滑舌改善練習は、声を出して本や新聞を音読することです。

少し大きめの声を出して、口を大きく動かしながらゆっくり音読しましょう。 「サ・タ・ラ行」を重点的に発音することが重要なため、「サシスセソ・タチツテト・ラリルレロ」と1音ずつ意識してゆっくり発声します。

鏡を見ながら行い、口の動きを確認するほか、発声時に舌が自然な位置に当たっているか、チェックしながら練習しましょう。

違和感が長引く・改善しない場合はどうする?

違和感が長引く・改善しない場合はどのように対処すればいいのか気になるものです。心配な点や気がかりな症状が見られる場合は、早めに担当医へ相談するのが望ましいです。

小さなトラブルを見逃さない

違和感を覚える場合や気になる症状がある方は、早めに歯科医院を受診することが大切です。例えば、歯磨きの際に毎回出血したり、歯茎が腫れていたり、噛んだときに動く気がしたりするなど、小さなトラブルを見逃さないように注意しましょう。

歯科院では被せ物の調整を行う場合もあり

1ヶ月以上経っても滑舌が全く改善しない、あるいは痛みを伴う場合は、我慢せずに担当医へ相談しましょう。歯科医院で行う対処法の1つとして、被せ物の裏側を研磨・微調整する場合があります。裏側の厚みをわずかに削るだけで症状が改善することがあります。

また、噛み合わせが高い場合、被せ物の表面をわずかに削って調整することも。これにより特定の歯に集中していた力が分散され、違和感の軽減につながるケースがあります。

上記のほかには、本歯の形を作り直す場合もあります。口腔内の状態や歯科医師の判断により対処法は異なりますので、詳しくは直接確認しましょう。

インプラント治療後に滑舌が気になる方は歯科へ相談

インプラント治療後の滑舌の悪化は、口の中の環境変化に舌が慣れる過程で起こる一時的な症状であることが大半だと言われています。自宅でできる滑舌トレーニングもありますが、違和感が長引く場合は、なるべく早めに歯科医院を受診することが大切です。

気になる症状や滑舌が心配な方は、診察の際に、担当医へ確認しましょう。