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ここでは、インプラント治療を的確・かつ効率的に進めるための設備機器について解説していきます。インプラントは精密さが求められる外科手術のため、しっかりとした設備機器が整った歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
インプラントの種類は世界に100以上あると言われていますが、しずくだ歯科クリニックで採用しているのは主に「ストローマンインプラント」です。
ストローマンは、顎の小さな日本人に適したタイプも揃っているため、血管・神経を傷つけるリスクを最小限に抑えられるのがメリット。また、国内・国外で高いシェアを誇っているため、万が一別の場所で治療を受けることになった場合でも、対応可能なクリニックを見つけやすいでしょう。
高い世界シェアを誇るストローマンインプラントは、1974年に開発された歴史あるインプラントシステム。しずくだ歯科クリニックでは、ほとんどの症例についてこのストローマンインプラントを使用しています。
その理由は、骨との結合が早いため。品質の高いものであれば、1ヶ月ほどで荷重をかけてよいという治療プロトコル(治験実施計画書)があり、スピーディーな治療結果が期待できるからです(通常であれば約3ヶ月ほど必要)。また、骨としっかり結合しているかといった安定性を測るため、オステル(共振周波数分析器)という機械を使用し、数値で確認するようにしています。
しずくだ歯科クリニックでインプラント治療に用いている設備機器をご紹介します。
歯科用CTとは、歯や顎の形・骨の厚みなどを3次元画像で立体的に把握できる装置。撮影したデータをコンピューター上で見ることができ、インプラント治療が可能かどうかの診断や治療計画の立案、手術のシミュレーションを正確に行うことができます。また、CTを使うと血管や神経の位置なども把握できるため、より安心度の高いインプラント手術が期待できるようになります。
セレック(CEREC)とは、光学カメラを用いて採取したデータから、歯の被せ物・詰め物といった修復物を作製するシステムです。取り込んだデータもとに修復物をプログラム上で設計、その通りに機械がセラミックを削って修復物を作ってくれます。修復物はセラミック製であるため歯の色に近く、審美性にも優れています。
これまでの修復物といえば、歯を削って粘土のような印象材で型を取り、歯科技工所に外注して修復物を作製するという流れでしたが、このセレックを使えば最短1時間で治療を終わらせることも可能。しずくだ歯科クリニックでは、患者様の時間を大切にするというコンセプトに基づき、このセレックを用いたインプラント治療を提供しています。
しずくだ歯科クリニックでは、修復物を短時間で作製できるセレック、口腔内の状態を立体的に把握できるCT、インプラントのサイズ・埋入位置などを事前に確認するシミュレーションソフトを組み合わせたインプラント治療を導入しています。セレックでは歯牙のデザインソフトを用いて、咬み合わせのバランスを考慮した歯を設計・作製します。
一般的にインプラント治療には長い時間が必要ですが、当クリニックではデジタル機器を活用することにより、診断~治療計画~手術~セラミック歯の装着といったステップをスピーディーに進めることが可能。患者様の通院回数を減らし、治療期間の短縮を実現しています。
マイクロスコープとは、肉眼では見づらいものを最大32倍の視野で確認できる歯科用顕微鏡のこと。インプラント手術をはじめ、細かい作業が多い歯科領域においては、治療部位を的確に把握できるかどうかによって治療の精度が変化します。“1ミリ以下の精度”が求められる治療であるだけに、マイクロスコープを用いて正確に患部の状態を把握することは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
マイクロスコープがない頃の歯科治療では、歯科医師の勘と経験に頼る部分が多く、患者によって形状が異なる歯を正確に把握できないまま治療を進めていました。しかし、マイクロスコープを使えば細部までハッキリと確認できるため、より精密な治療が期待できるのです。
DACユニバーサルとは、ヨーロッパにおける厳しい基準をクリアした滅菌機器です。使用した治療器具を入れてボタンを押すだけで、自動的に洗浄・注油・滅菌を実施。治療器具の内部まで高温の蒸気がいきわたり、隅々まで滅菌できるため、常に清潔な器具を使って治療をすることができます。また、すべての工程を自動で行ってくれるため、人為的なミスによる院内感染の予防にもつながります。
歯科治療は清潔な器具・環境で行うことが重要ですが、とくに外科手術となるインプラントは、より厳格な感染対策・衛生管理が必要です。しずくだ歯科クリニックでは、治療器具は患者様に使用するまで滅菌パックに密封。治療前に患者様の目の前で開封するため、常に清潔が保たれています。
その他、コップ・エプロンなどはすべて使い捨てのディスポーザブルタイプを用意。患者様ごとにすべて交換しているため、安心度の高い治療を受けていただけます。
歯科治療では、歯を削る・口の中の汚れを洗い流すときなどさまざまな場面で水を使用します。しずくだ歯科クリニックではこの水に対しても衛生管理を徹底。ユニット内常時水消毒システムを標準装備した、ドイツのシロナ社製の診療チェア「SINIUS」を導入しています。
このSINIUSには、ユニット内部に清潔な水を供給するという機能があり、うがいのときの水、歯を削る際の水、歯石除去で出てくる水、スリーウェイシリンジ(水・空気・スプレーで口腔内を洗浄・乾燥させる器具)から出てくる水は、すべて消毒済みとなっています。
また、SINIUSのチェアの形状は、背中や腰にフィットするように設計されているのが特徴。長時間にわたるインプラント手術であっても、快適な座り心地でリラックスしながら受けることができると思います。
口腔外バキュームとは、治療中に飛び散る細かな粉塵などを強力なパワーで吸い込む装置のことです。歯科治療中には、水や唾液、血液、歯や金属の削りカスや破片などが空気中に飛散することがありますが、口腔外バキュームがあればそれらを吸い込んでくれるため、衛生的な環境を維持できるというワケです。院内感染の防止策としても、効果が期待できる設備のひとつです。
しずくだ歯科クリニックでは、クリニック内の空気を24時間換気するシステムによって常に循環させています。空気中に浮遊する細菌や有害物質を排除し、カビ・ダニなどの発生を抑制する効果があるため、院内の空気はいつでも清潔で新鮮。このシステムにより、歯医者特有の薬品のニオイなども最小限となるため、歯科医院に苦手意識を持っている方でも快適に過ごせるようになっています。
雫田 義和
「自分の家族にしてあげたい」と思うインプラント治療を。
インプラントを入れることは、決してゴールではありません。その先にある、暮らし・生活や、家族・友人と過ごすかけがえのない時間のクオリティをあげることが、何より大切だと考えています。「治療法は様々だが、診断はひとつ」。不安を完全になくし、末永く理想の生活を送ることがイメージできるよう、検査・診断を徹底し、「自分の家族にしてあげたい」と思うインプラント治療を提供します。