メンテナンスの
やり方

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インプラントのメンテナンスとは、インプラント周囲炎を予防してインプラントの寿命を延ばすための取り組みです。基本はブラッシングを中心としたセルフケアとなりますが、そのやり方が正しくなければ意味がありません。

また、どんなに丁寧にブラッシングをしてもすべての汚れを取り切れるワケではないため、歯科医院での専門的なクリーニングが必須となります。

インプラント周囲炎の発症を防ぎ、インプラントを長持ちさせるため、当クリニックでは定期的なメンテナンスでお口の健康のサポートに努めています。ここでは、その内容についてご紹介していきたいと思います。

担当歯科衛生士制による
メンテナンス

インプラント治療のアフターケアでとくに重要となるのが、歯科衛生士によるブラッシング指導やセルフケアのレクチャーです。

当クリニックでは患者様との信頼関係を重視しているため、歯科衛生士の担当制を導入。治療開始時からアフターケアまで同一の歯科衛生士が責任をもって担当致しますので、途中で指導内容が変わるなどの心配がありません。治療計画についてもしっかりと把握しているため、より適切な指導やケアを提供できると考えております。

PMTC

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字をとった単語で、歯科衛生士やドクターが行う専門的な口腔内クリーニングのことです。セルフケアだけでは落としきれない歯や歯茎の汚れを、専用器具を用いて丁寧に除去していきます。痛みなどを感じることはないため、リラックスしてケアを受けられます。

PMTCの特徴としてあげられるのは、バイオフィルムを除去できることです。バイオフィルムとは、ブラッシングだけでは落としきれない細菌のかたまり。歯垢が長時間放置されると歯の表面や歯周ポケット内に付着し、インプラント周囲炎を引き起こしやすくなります。

歯垢も細菌のかたまりなのですが、このバイオフィルムが厄介なのは「目で確認できない」こと。また、細菌を守るバリアとして機能しており、マウスウォッシュや歯磨き粉に含まれる薬剤・殺菌剤などが作用しにくいという特徴もあります。インプラント周囲炎の予防にはこのバリアを破壊することが重要なのですが、普通の歯ブラシではそれが不可能であるため、専門家によるPMTCが必要というワケです。

ちなみに、バイオフィルムは一度取り除いても、時間が経つと再び付着してしまいます。インプラントを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスでPMTCを受けておくとよいでしょう。

参照元：にしお歯科クリニック（https://nishio-d.com/yobo/）

ブラッシング指導

インプラントを長持ちさせるには、毎日のブラッシングが何より重要。そのブラッシングをより的確に行えるよう、担当歯科衛生士によるブラッシング指導を行っています。指導の内容としては、正しい歯ブラシの持ち方、歯や歯茎に合わせた歯ブラシの選び方、力の入れ方など。これらを丁寧に説明し、ケアレベルの向上と維持を目指します。

「定期メンテナンスのたびにブラッシング指導を受けることは必要？」と思われるかもしれませんが、ブラッシングの仕方には個人個人で意外とクセがあるもの。そのクセによって磨き残しや歯周病のリスクが高まることもあるため、「自分のブラッシングのクセ」「磨き残しが多い部分」をこまめに再確認しておくことが大切です。

また、ブラッシング指導では歯や口腔内の状況に合わせ、デンタルフロスや歯間ブラシといったケアアイテムの使い方についてレクチャーします。こういったケアアイテムを適切に利用することで、歯ブラシだけでは落としきれない部分の汚れも除去できるようになります。

治癒力を高める点滴施術

しずくだ歯科クリニックでは、インプラントのメンテナンスに通っている患者様向けに、点滴施術を提供しています。

その内容はニンニク注射やビタミンCカクテルの点滴などで、主な目的は「治癒促進」。しかし、治癒促進以外にもさまざまな効果が期待できる点滴ですから、「メンテナンスではない日でも来たい」という患者様もいるほどです。もし気になるようであれば、ぜひお問い合わせください。

ニンニク注射

ニンニク注射とは、ニンニクに多く含まれているビタミンB群を主成分とするもの。注射の際にニンニクのような香りがすることから名づけられましたが、息や体臭がニンニク臭くなることはありません。

効果として期待できるのは、ビタミンB1による疲労の回復を促す効果。ビタミンB1には細胞を活性化して疲労物質である乳酸の排出を促し、新陳代謝を高めるといった働きがあります。ビタミンB1をはじめとするビタミンB群は粘膜の新陳代謝を保つ役割も持っていますから、これをニンニク注射で補充することはインプラントの予後にも効果的と考えられます。

参照元：ブリスクリニック（https://bliss-clinic.com/menu/staminadrip.html）

参照元：おおくま医院（https://okumaiin.jp/疲労回復にんにく注射・点滴）

参照元：国際デンタルクリニック（https://ida-implant.com/column/395/）

ビタミンC点滴

ビタミンC点滴とは、高濃度ビタミンCを静脈から投与して、血中のビタミンC濃度を上昇させる治療法です。
歯茎などの歯周組織が破壊されるインプラント歯周炎の予防には、健康な組織を保つために必要なコラーゲンの合成を促すビタミンCの摂取が効果的。術後の傷の治癒が早まったり、腫れや痛みを軽減したり、インプラント周囲炎の予防・改善にも効果が期待できます。

ビタミンCは食べ物やサプリメントからも摂取できますが、経口摂取だけだとなかなか血中濃度は上昇しません。また、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、一度に大量に摂取しても余剰分は体外へ排出されてしまうのです。

しかし、ビタミンC点滴であれば一気に血中ビタミンC濃度を上げることができ、全身にくまなく循環させることができます。そのため、より高いレベルでの治癒回復効果や予防効果が期待できるというワケです。

参照元：ダリア銀座スキンクリニック（https://dahlia-gsc.com/menu/high-dose-vitamin-c/）

参照元：東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック（https://www.ginza-somfs.com/vitamin-c.html）

参照元：大久保歯科医院（http://www.okuboshika.jp/blog/2018/08/c-621222.html）

通院しやすい環境づくりを
目指します

このように、しずくだ歯科クリニックでは一時的な治療効果ではなく、将来を考えたさまざまなメンテナンス・ケアを行っています。

インプラントをできるだけ長持ちさせるには定期的なメンテナンスが何よりも重要であるため、当クリニックでは通院しやすい環境づくりも心がけています。リラックスできる待合室や診療室はもちろん、なんでも気軽に相談できるようなスタッフ対応、カウンセリングルームの設置などもその一環です。

メンテナンスに関しても、他の治療同様に「自分たちの家族にしてあげたい治療」をコンセプトに行っていますので、安心して通院していただければと思います。