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歯科医院で行っているインプラントと大学病院で行っているインプラントの違い、メリット・デメリットなどをまとめました。最適な治療を選択するための参考になれば幸いです。
歯科医院とは、街の中でよく見かける歯医者さんのこと。歯科医が開業している規模の小さめのクリニックで、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手などが患者の口腔内をケアしています。
一方で大学病院とは、大学に併設されている大規模な病院です。一般には多くの診療科があり、それらの中に歯科に関連する診療科(歯科、口腔外科、インプラント科など)が置かれます。
歯にトラブルを抱えた際、初めから大学病院を受診する患者は少数派です。まずは歯科医院で診てもらい、歯科医院では対応ができない症例と診断された場合、その歯科医院から紹介状をもらって大学病院を受診する、という流れが一般的です。
難症例の患者の場合、他の科と連携しながらインプラントを行う場合もあります。歯科医院とは異なり、大学病院には多くの診療科が併設されているので、連携という点においては安心できる環境と言えるでしょう。術後に入院が必要になった場合でも、病院を移動せずにそのまま病床へ移動することができます。
また、外傷などで骨を1/3以上失うなどの極めて稀なケースの場合、大学病院レベルの条件が整った医療機関で受けたインプラント治療には、健康保険が適用となります。全額自己負担となる歯科医院に比べ、この点も大きなメリットになるでしょう。
大学病院の診療時間は、決して長くはありません。平日は夕方5時までというところが多く、なおかつ土日祝日休診していることろも少なくありません。フルタイムでの仕事をしながら定期的に通院するためには、仕事を調整せざるを得ないこともあるでしょう。
また、大学病院には多くの研修医が学んでいます。タイミングにもよりますが、研修医たちに囲まれながらインプラント治療を受けることもあるので、そのような状況に対してストレスを感じることがあるかもしれません。
また、担当の先生が独立開業したり他院に転籍したりなどすることがあるので、同じ先生に長く診てもらえない可能性もあります。
大学病院とは異なり、一般に歯科医院の診療時間は長めです。平日夜遅くまで診療しているところもあれば、土日祝日も休まずに診療しているところもあります。インプラント手術の当日でも手術後のメインテナンス通院でも、基本的に仕事を調整する必要はないでしょう。
また、昨今では多くの歯科医院が公式HPを開設しているため、事前に各医院のインプラント治療を比較し検討できる点もメリットと言えるでしょう。インプラントの設備が充実しているかどうか、インプラント治療の専門ドクターが診療しているかどうか、インプラントの症例が豊富かどうか等々、公式HPから様々な情報を得ることができます。
インプラントの治療費を決めるのは、それぞれの歯科医院です。そのため、歯科医院によっては治療費が相場よりも高額に設定されていることもあります。逆に、治療費が相場よりも安い歯科医院もありますが、そのような歯科医院では事前のカウンセリングや検査などが手薄になる可能性もあるので、一概に「安いから良い」とも言えません。
また、ドクターが個人で開院している歯科医院の場合、日々の忙しさのために、インプラント治療の技術や理論のアップデートが遅れてしまうことがあるかもしれません。ひいては、歯科医院ごとのインプラント治療のレベルの差、結果の差が生まれてしまう可能性もあるでしょう。
大学病院のインプラントにも歯科医院のインプラントにも、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。「どちらが良い」「どちらがおすすめ」と言うことはできません。
ご自身の状況や希望に照らし合わせつつ、大学病院と歯科医院のメリット・デメリットを踏まえて適切な選択をするようにしましょう。