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糖尿病でもインプラントはできるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
糖尿病だからといって、一律にインプラント治療を諦める必要はありません。全身状態が良好で血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)がコントロールできていれば可能なケースがあるからです。当記事では、糖尿病でもインプラント治療ができるのかをまとめ、その判断基準や安全に手術を受けるポイントなどを解説しています。
糖尿病でもインプラント治療は行えるのか気になるもの。詳細な判断基準は以下をご覧ください。
結論から述べると、血糖コントロールができていれば治療は可能です。
インプラント治療前の血糖値の指標は、空腹時の血糖値130mg/dl未満(食後2時間血糖値180mg/dl未満)かつHbA1cは6.5%未満が望ましいです。
参照元:デンタルオフィス大阪梅田(https://www.sekokai-umeda.com/column/diabetes-implant-risk/)
HbA1cが8.0%以上の場合は、糖感染リスクや骨結合不全のリスクが高く、まずは内科での血糖コントロール改善が優先と判断されます。そして、HbA1cが9.0%以上の重度の血糖コントロール不良の場合は、インプラント治療そのものが禁忌と判断される可能性が高いでしょう。
治療を希望する場合、歯科医師と内科の主治医が連携し、数値だけでなく全身状態を総合的に評価して判断する必要があります。
参照元:医療法人社団 鈴木歯科クリニック(https://www.dent-suzuki.com/blog/director-blog/diabetes-implant/)
糖尿病患者が知っておくべきリスクとして、以下をご覧ください。
白血球の機能低下や血流障害により、術後感染症のリスクが増大します。歯周病と同様に、感染症のリスクも。自然界にはさまざまな細菌が存在し、抵抗力が落ちたところで感染すると、発熱や体調不良、消化器に関わる不調をきたすおそれがあります。
インプラントを長期的に安定させるためには、チタンと顎の骨がしっかり結合する必要があります。しかし、高血糖の状態が続くと、骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きが低下して骨の代謝が悪くなります。
その結果、インプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)が不十分になり、インプラントがぐらついたり、最悪の場合は脱落したりするリスクが高まります。
術後、歯周病に似た「インプラント周囲炎」にかかりやすいリスクがあり、進行スピードも早いとされます。糖尿病ではない方のインプラント周囲炎の発症率が約7%であるのに対して、糖尿病の方では約24%にのぼるというデータ※があります。
※参照元:いのうえ歯科 道の尾オフィス(https://inoue-michinoo.com/blog/gcolumn0019/)
リスクを低減させながら治療を受けるためのポイントは、以下をご覧ください。
血糖値の改善が難しい場合の選択肢として挙げられるのは、ブリッジや身体への負担が少ない入れ歯などです。
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り被せ物をかけ、橋渡しの形で人工歯を固定する方法です。手術が不要で固定式のため違和感を軽減できる一方、健康な歯を削る必要があるというデメリットがあります。また、両隣の支台となる健全な歯が残存していることが条件であり、場合によっては適用できないケースも。
義歯は手術が不要であり、糖尿病による感染リスクや骨結合の問題を回避できる治療です。近年の入れ歯は、素材や設計が進歩しており快適性と審美性が大きく向上しています。
HbA1cや血糖値などの数値が基準内であっても、糖尿病の罹病期間が長いケースでは、網膜症や腎症などの合併症があったり、喫煙習慣があったりする場合は、治療の成功率が低下する要因として考慮されます。血糖値が安定している場合でも自己判断は禁物です。まずはかかりつけの内科医と、インプラント治療の実績が豊富な歯科医へ相談しましょう。